寝たきりになる高齢者の数が年々増えています。

寝たきりになって、まだ自力で動ける方は良いですが、なかなか自分では動けない。そんな方も中にはいらっしゃいますよね。

そういう時に頼りになるのが家族の存在!

家族の皆様が協力してあげることで、ある程度寝たきりの方でも機能回復が見込めるようになります!

いや、素人だからうかつに触れない。

そう思う方もいらっしゃるでしょう…しかしそのまま放置しておくこともできないですよね。

ご家族の方だからこそ、寝たきりになられた方も安心して任せられる。他人だと気を使う。そういうことは家族だからこその絆です!

心配な気持ちなのは承知してます。

でも大丈夫です!素人の方でもできる寝たきりの方にやってあげるリハビリ方法をご紹介します。

是非今日からやってあげてくださいね。

寝たきりのリスクとは?

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寝たきりになると身体の様々な器官の能力が低下します。

具体的にどういうことが起きるのか?みていきましょう。

運動能力の低下 

特に筋力が一番に落ち始めます。筋力は1年で1%ずつ低下していくと言われていますが、寝たきりになるとその速度が恐ろしく早くなります。

1ヵ月の寝たきり状態では50%もの筋肉が低下するとさえ言われており、そうなると歩けなくなるのは目にみえてわかります。

一度落ちた筋肉を取り戻すには多少の時間や労力が必要となることから、なるべく寝たきりになっても動かしてあげる習慣を身に着けておくことが大切ですね!

関節機能の低下

寝たきりで身体を動かせないでいると関節が硬くなり、可動域が狭くなります。特に股関節、膝関節、足関節など下肢に重要な関節可動域の低下です。

関節は筋肉と連携しているため、関節周りの筋肉をほぐしたり、動かしてあげることでスムーズになります!

心肺機能の低下 

寝たきりでは心肺機能の低下が著しくみられます。

心肺機能は運動により心拍出量が増加したり、呼吸をすることで肺活量が変わったりと日々鍛えられますが、寝たきりではそれができません。

ある程度の運動ができないとなると心肺機能も並行して低下します。ただし定期的に血液循環をよくするようなマッサージや、ストレッチをしてあげることで機能向上が見込めます!

精神症状(うつ)

寝たきりでは身体を動かすことがなかなか難しいため、精神的にも負担が増します。

中にはうつになる方もいらっしゃいます。日頃から家族がしっかり接してあげること、話かけてあげること、笑わせてあげることがとても大切です!

話し相手がいるということは貴重です。そこも理解しておきましょう。

逆流性食道炎

逆流星食道炎は、寝たきりになることで消化機能が低下し、胃酸が食道下部に流れ込むことで発症します。これは、油っぽいものをよく食べる人、過食気味の人、ストレスが溜まっている人などに多いので家族のケアは難しいですが、管理しておきましょう。

家族がやってあげられるリハビリとは?

ここからご家族の方が実際に寝たきりの方にやってあげられるリハビリ方法をご紹介します!

誰でもできることですからしっかり実践してみてください!

マッサージ

マッサージは誰でもやってあげられる方法ではないでしょうか?

特に筋肉を的確に押す。といったことはしなくてもさすってあげるだけでも良いのですよ!

目的としては血液循環を良好にすることが一番の目的です。寝たきりの方も気持ちよく受けていただけるのではないでしょうか?

ストレッチ

ストレッチは筋肉を伸ばすことで関節の可動域を高めてあげる方法です。

寝たきりでは関節が硬くなったり、筋肉が硬くなったりします。

ペアストレッチとまではいかなくても、足を代わりに上げてあげることや、膝を曲げてあげることでさえもストレッチとして成立します。

またストレッチはマッサージと同様、血液循環を良好にするために心肺機能の向上、運動機能の向上にも繋がります

更には筋肉に刺激を与えることでセロトニンという抗うつ薬に使われるような、元気ホルモンが分泌されるので精神的にも安定してきます!

実際のリハビリ方法

これから紹介するのはとても簡単で誰でもできる、そしてリスクを最大限に抑えた方法です。

マッサージとストレッチのやり方ですが、ポイントは受けてる方が痛くない程度で行うこと。

これだけ守っていれば問題はありませんので実践してみてください。

ふくらはぎマッサージ

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まず最初はふくらはぎのマッサージをしてあげましょう。

ふくらはぎは第二の心臓ともいわれており、心肺機能の向上、血液循環を良好にするといった働きがあります。

寝たきりになるとどうしても血液が溜まりやすくなるのでマッサージをしてあげてください。

やり方

1 服をきたままでもけっこうです

2 ふくらはぎの真ん中に親指と人差し指の間が入るよう、下から上えとゆっくり押し当ててください

3 血液を流すようなイメージですね

4 20回ほど流してあげたら反対側も同様に行いましょう

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足首回し

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続いては足首回しです。

足首は足関節があり、硬くなりやすい箇所です。またふくらはぎとも非常に深く繋がっているため、ぐるぐると回してあげましょう。

そして足首を柔らかくすることで歩行の際の蹴りだし、着地がスムーズになることを頭に入れておきましょう!

1 片手でかかとを持ち、もう一方の手でつま先を持ちます

2 そのまま時計回り、半時計回りにぐるぐると足首を回しましょう

3 10回ずつ回したら反対の足首も同様に行います

股関節のストレッチ

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股関節ストレッチは文字通り、股関節の関節可動域を向上させます。

寝たきりだとなかなか膝を曲げることがないですよね。するとやらなくなった動作には必ず支障がくるので定期的にストレッチしましょう。

定期的な股関節のストレッチにより歩行機能を回復させることができます。

1 膝とかかとを持ちます

2 膝を曲げてあげましょう

3 痛くない程度まえ曲げたらそのまま10秒キープ、これを3セット繰り返します

4 反対も同様に行いましょう

ハムストリングスストレッチ

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裏もも(ハムストリングス)のストレッチですね!

画像と同じような可動域はなかなか難しいので、ゆっくり膝を伸ばしながら痛くない程度でキープしましょう。

裏ももの筋肉を伸ばすことで、血液循環が高まります。また腰痛がある方にもおすすめのストレッチです。

1 足首と膝を抑えながらゆっくり足を押していきます

2 裏ももがピーンッと伸びるので痛くない程度でしっかりキープ20秒

3 反対も同様に行いましょう

また受け手の方には呼吸をとめないように促してあげてください。

あくまでリラックスした状態で取り組むことが大切ですので!

ストレッチやマッサージの注意点

あくまで痛くない程度にとどめておきましょう。

そしてできることならば週に3回はやってあげてください。毎日取り組んだとしても問題はありませんが、多少の疲労はするかとは思うので相談しながら実践していきましょう。

まとめ

寝たきりの方に少しでも協力できるストレッチやマッサージでしたが皆さんはできそうでしょうか?

今回ご紹介したのは特に専門的な知識を必要としなくてもできるものばかりです!

定期的に筋肉を動かしてあげることがどれだけ大切か。なかなか最初は勇気がいりますよね!でも少しの勇気で進行を防ぐことができるかもしれません。

一番つらいのは寝たきりになっている方ですから、少し力を貸してあげてください!

きっと身体の状態が良くなり、絆もいっそう深まることだと思います!

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